デスゾーン 栗城史多のエベレスト劇場を読んで

評価:★★★★

栗城さんのことは、
そのキャラクターと
登頂動画のリアルさに惹かれて、
一時期熱心にに追いかけていたが、
凍傷で指を失ったあたりから、
痛々しさを感じ、
次第に見なくなっていた。

エベレストでの死亡のニュースを
聞いた時は、動揺したが、
大好きな登山をしているときに
死ねるなんて、ある意味幸せなのかな
とも感じていた。

しかし、今回この本を読んで、
栗城さんという人物と
エベレスト登山の
隠されていた闇が
リアルに描かれており、
正直少し気分が悪くなった。

しかし、誰しも
接する人や状況によって
態度や人格を変えたりすることって
あるよなと、
自分にも当てはめながら考えた。

全てを含めて、
その人の人格だし
人生なんだと考えた。

それにしても、
栗城さんは、
大きな闇を抱えて
生きていたんだな、
1番しっくり来る言葉は、
「孤独」だ。

彼の死が、事故なのか
自殺なのか、
誰にも分からないが、
この本を読んで、
最後の状況が
リアルに想像できた。

栗城さん、辛かったんだね。

この本を読んで
自分に正直に
生きることの
大切さを教えてもらった。

 

https://www.amazon.co.jp/デス・ゾーン-栗城史多のエベレスト劇場-河野-啓/dp/4087816958/ref=nodl_